淡水化装置で7トン漏えい 6人が汚染水浴びる

 【共同】東京電力は9日、福島第1原発で、原子炉冷却後の水から塩分を除去する淡水化装置の配管を作業員が誤って外し、高濃度の汚染水が推定で約7トン漏れたと発表した。装置周辺にいた作業員6人が噴き出した水を浴びた。汚染の程度は、腹や足などに4000〜9万cpm(1分当たりの放射線測定値)だった。

 第1原発から出る際に除染が必要となる基準値(1万3000cpm)の最大約7倍。3人が基準値を超えた。6人は体の拭き取りなどで除染した。内部被ばくの可能性は低く、東電は「健康に影響が出るレベルではない」としている。

 東電によると、漏えいしたのは放射性セシウムを除去処理し、淡水処理する前の水。ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質を1リットル当たり3400万ベクレル検出。セシウムは1690ベクレルだった。

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