アルカイダ幹部無罪主張 NY地裁、リビアから移送

 【共同】1998年に起きたケニアとタンザニアの米大使館爆破事件に関与したとして、米国人殺害の共謀罪などに問われている国際テロ組織アルカイダの幹部、アナス・リビー被告(49)の罪状認否手続きが15日、ニューヨーク連邦地裁で行われ、リビー被告は無罪を主張した。AP通信が伝えた。

 リビー被告は2000年、身柄のないまま米司法当局に起訴された。今月上旬、米軍特殊部隊にリビアで拘束された後、米海軍艦船で米当局の尋問を受け、12日にニューヨークに移送された。

 リビー被告は、爆破事件に先立ち、ケニアの大使館周辺の状況を偵察した疑いなどが持たれている。APは元捜査関係者の話として、リビー被告が集めた情報はアルカイダ指導者だったオサマ・ビンラディン容疑者=2011年に米軍が殺害=にもたらされたと伝えた。

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