直前、現場近くに宿泊 当局、計画的犯行と断定

 【共同】北京市中心部の天安門前に車両が突入した事件で、実行した3人が事件直前に天安門から直線距離で約1.5キロ離れた「東華門」と呼ばれる地区の施設に泊まっていたことが31日、分かった。突入現場の下見など周到な準備の一環の可能性があり、当局は犯行が「計画的だった」と断定した。

 北京市公安局は31日、拘束したウイグル族とみられる容疑者5人の取り調べを本格化させ、実行した3人を含む8人と新疆ウイグル自治区の独立派組織との関連捜査に全力を挙げているもようだ。習近平指導部は犯行が「テロ組織」と関わっていたとして宣伝を強め、独立派の取り締まりを徹底させる構え。

 死亡した実行グループの3人を含む8人に加え、四川省出身の漢族とみられる男性が事件に関与していた疑いも浮上、当局が関連を調べている。

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