遠心分離機の増設停止 イラン、IAEA報告書

 【共同】国際原子力機関(IAEA)は14日、イラン核問題報告書をまとめ、同国が中部ナタンズにあるウラン濃縮施設の高性能型遠心分離機「IR-2m」の増設作業を停止していることを明らかにした。

 イランは、核兵器開発につながる懸念が出ているウラン濃縮能力の拡大を見合わせ、核問題の解決に前向きな姿勢を示した形。ウラン濃縮活動の制限と、見返りとしての経済制裁の緩和をめぐり、20日に再開する欧米など6カ国との核協議が進展する可能性がある。

 報告書によると、同施設にあるIR-2mの数は8月下旬時点の1008基のままで、濃縮も始めていない。同施設の従来型の遠心分離機も4基しか増設しなかった。西部アラクに建設中で、核兵器の原料となるプルトニウムの抽出が懸念される実験用重水炉についても、主要な設備の設置が止まった。

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