イラン、ウラン濃縮に執着 権利放棄なら強硬派反発
- 2013年11月22日
- 世界のニュース
【共同】イラン核問題をめぐる欧米など6カ国との協議で、イランは「平和利用」を名目としたウラン濃縮活動の継続に執着してきた。核開発はイランにとって欧米に対抗するための基幹政策で、濃縮の権利を放棄すれば、国内の保守強硬派による強い反発が避けられないとの事情があるためだ。
イランは2010年以降、国際社会の強い反対を押し切って、中部ナタンズなど2カ所で核開発の根幹となる濃縮度約20%のウラン製造を進めてきた。
20%まで濃縮すれば核兵器級の90%の濃縮ウラン製造は技術的に容易で、疑念を深めた米国や欧州連合(EU)はイラン産原油の輸入禁止などの経済制裁を強めている。
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