スプリントとディッシュ、高速無線接続で業務提携 〜 昨日の敵は今日の友

 ソフトバンクの子会社スプリント(Sprint)と米衛星テレビ・サービス大手のディッシュ・ネットワーク(Dish Network)は、固定無線回線による消費者向け広帯域接続サービスを共同開発することで合意した。

 両社は、同サービスを最初に提供する都市としてテキサス州コーパス・クリスティに決め、2014年中ごろでのサービス開始を計画している。

 両社は過去に、周波帯域規制に関する敵対や、スプリントをめぐるソフトバンクとの買収合戦と、対立関係になったことが何回かあった。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ディッシュは、無線通信塔として機能する機器を加入者の住宅内か屋外に設置し、スプリントが提供する4GのLTE通信網に接続させることで、高速無線インターネット接続を可能にする。

 ディッシュは、ケーブル・テレビ・サービス会社や電話サービス会社に対抗するために、高速無線によるインターネット接続サービスに事業拡大することを以前から模索していた。

 両社は2014年の中ごろにサービスを開始した後、サービス提供地域を順次増やしていく計画だ。

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