17年にバイアグラ後発薬発売へ〜テバ、ファイザーと和解

 男性向け性機能障害治療薬「バイアグラ」のジェネリック(後発コピー)薬が、予想より2年以上も早く発売される見通しになった。バイアグラの製造元ファイザーとジェネリック薬大手テバ・ファーマスーティカル・インダストリーズ(イスラエル)の和解が、19日までに成立したため。

 ロサンゼルス・タイムズによると、テバは2017年12月11日にバイアグラの市場参入が可能となり、バイアグラの特許が切れる20年4月まで特許権使用料をファイザーに支払う。

 バイアグラは最も有名なファイザー製品の1つで、12年には売上高が20億5000万ドルの過去最高を記録。オンライン市場では多くの偽物が出回っているため、今年からはファイザーが専用の販売ウェブサイトを立ち上げている。

 テバはこれまでにファイザーのバイアグラ関連特許は無効と主張して訴訟を起こし、1審で敗訴したため控訴していたが、連邦控訴裁は今月17日、これを棄却した。

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