サイバー攻撃承認せず オバマ氏、対シリアで

 【共同】ニューヨーク・タイムズ(電子版)は25日、政府がシリアのアサド政権部隊に打撃を与えるため、サイバー攻撃の計画を立案したが、オバマ大統領が反対し却下してきたと報じた。複数の政府高官が情報源としている。

 サイバー攻撃は兵や住民の犠牲が少なく低コストという利点があるが「第1次大戦で初めて航空機が使われたのと同様、戦闘の質を変える」(同紙)可能性があることが、オバマ氏のためらいの背景にあると指摘した。

 同紙によると、2011年にシリア内戦が激化して以降、国防総省や国家安全保障局(NSA)は、住民への空爆などを妨害することを目的にしたサイバー攻撃計画を策定し、オバマ氏に提示した。

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