救出作業、時間との闘い 生存に望み、空気注入へ

 【共同】韓国南西部の珍島沖で起きた旅客船沈没事故で、韓国当局は17日、船内に空気が残る「エアポケット」と呼ばれる空間で不明者が生存していることに望みを懸け、機材で船内に空気を送り込む作業に着手した。生存環境を広げ潜水士が船内に入るまで時間を稼ぐ狙いだが、事故発生から30時間以上が経過、救出作業は時間との闘いになっている。

 韓国政府によると、17日までに14人の死亡が確認され、282人が行方不明。

 韓国海洋警察は、操船に過失があった可能性を視野に、業務上過失致死傷などの疑いで旅客船の船長を取り調べている。船長は乗客の救助を指揮せず、救助船で真っ先に助け出されたとの目撃情報があり、海洋警察は人命救助への尽力を定めた船員法違反の容疑でも捜査している。

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