エベレスト登山拒否の動き シェルパ、政府補償に不満

 【共同】ネパール人ガイドら13人が死亡する雪崩が起きた世界最高峰エベレストで、シェルパと呼ばれるガイドたちが、ネパール政府の犠牲者への補償金が少ないと反発、登山拒否の動きを見せている。登山に不可欠なガイドが実際にボイコットをすれば、日本など外国人登山者に影響が出そうだ。

 エベレストで過去最悪となった18日の事故では依然、3人が行方不明。ネパール山岳ガイド協会によると、ネパール政府は事故後、遺族1人当たり4万ネパールルピー(約4万2000円)の補償金を支給すると決めた。

 これに対し、同協会のパサン・テンジン・シェルパ氏は「政府は登山者から多額の登山料を徴収しているのに、補償金が少なすぎる。このままでは今シーズンの登山取りやめも辞さない」とガイドの思いを代弁。政府に入る登山料の一部で補償の基金設立も求めている。

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