全品目での撤廃はない 首相、TPP協議で認識

 【共同】安倍晋三首相は23日、日米などが参加する環太平洋連携協定(TPP)交渉の関税協議に関し「全て(の品目で)関税撤廃ではないという状況をつくりつつある」と述べた。これまでの交渉過程で日本が求めている重要農産物を関税撤廃の例外にできる可能性が高まったとの認識を示した。衆院農林水産委員会で発言した。

 オバマ大統領が23日に来日するのを前に安倍氏は、日米の関税協議が最終段階に入っているとの認識を示した。その上で「米側にもぜひ高い見地に立ってもらいたい」と歩み寄りを促した。

 政府として「(重要農産物の関税維持を求めた衆参の農林水産委員会などの)決議をしっかりと受け止めて国益にかなう最善の道を追求していく」との姿勢を強調した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る