シリア化学物質、9割搬出 完了に治安が影響

 【共同】シリア化学兵器の全廃計画で、化学兵器禁止機関(OPCW)と国連による合同査察団は24日、シリアから化学物質の新たな搬出が同日行われたと発表した。これまでに同国の化学兵器の92・5%が国外に運び出されるか国内で廃棄された。

 シリアは27日までに搬出を完了するとOPCWに伝え、作業を加速している。しかし関係筋によると、残りの化学物質の一部は、内戦による安全上の理由から訪れることが困難な場所にあり、約束通り搬出を完了できるかは予断を許さない。

 一方、ロイター通信は24日、関係筋の話として、シリアで今月、塩素ガスを使った攻撃が行われた疑いについて、OPCWのウズンジュ事務局長が調査の実施を検討していると報じた。ただ、実施にはシリア政府の同意などが必要。29日に開く執行理事会で各国が意見を交わすとみられる。

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