ロールスロイス、エネルギー事業をシーメンスに売却

　英ロールスロイスは、発電部門のガスタービンとコンプレッサー事業をドイツの総合電機大手シーメンスに７億8500万ポンド（約13億3000万ドル）で売却する。

　ロイター通信によると、このほかシーメンスは、ロールスロイスの航空関連技術を今後25年間利用するためのライセンス料として２億ポンドを支払う。発電用ガスタービンとコンプレッサー事業は従業員約2400人で、石油、ガス、発電業界向けに、航空転用ガスタービンやコンプレッサー・システムおよび関連サービスを提供している。

　ロールスロイスのジョン・リシュトン最高経営責任者（CEO）は「今回の契約によって、エネルギー事業はより大きなエネルギー会社の一部となって成長の機会が広がり、ロールスロイスは価値の高いビジネス分野に集中できる」と話した。

　契約に伴い、メンテナンス、修理、オーバーホール・サービスを提供している合弁事業ロールス・ウッド・グループ株のロールスロイスの持ち分はシーメンスに譲渡される。

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