JCI、車の内装事業を分離〜中国企業と合弁設立

 ジョンソン・コントロールズ(JCI、ウィスコンシン州)は、自動車内装事業をスピンオフ(分離・独立)し、中国のヤンフェン・オートモーティブ・トリムシステムズ(延鋒汽車飾件系統)と内装事業で世界最大手となる合弁会社を設立する。

 AP通信によると、新会社は本社を上海に置き、計器盤や内装システム、ドアパネルなどを製造する。年間売上高は75億ドルに達する見通し。

 JCIのアレックス・モリナローニ会長兼最高経営責任者(CEO)は声明で、合弁事業を通じて世界での持続的な成長が期待されるだけでなく、JCIにとっても「世界自動車産業の主要拠点になりつつある中国への関与を強める方針と合致する」と説明した。

 合弁会社の持ち株割合は延鋒が70%、JCIが30%。手続きは2015年上半期に完了する予定。

 JCIの従業員数は17万人。内装部品のほか、自動車用座席やハイブリッド車(HV)および電気自動車(EV)向けの電池も製造する。

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