「青い」社名は縁起が良い?〜他の色より資金集めが容易
- 2014年5月19日
- 米国ビジネス
最近、新鮮な材料と独自のレシピを毎週宅配する食品サービスの新興企業ブルー・エプロン(Blue Apron)が5000万ドルのベンチャー資金(VC)調達に成功した。同種サービスがすでに存在するにもかかわらず同社が今回投資家の目を引いたのは、社名の「青(blue)」という色だった可能性がある。
ウォールストリート・ジャーナルが伝えたダウ・ジョーンズ・ベンチャー・ソースのデータによると、1992年以降にVCを調達した新興企業のうち、社名に何らかの色を表す言葉があったのは956社で、その25%以上に当たる264社が青を使っていた。
社名に色が入った企業全体のVC額は90億ドル強で、このうち青が入った企業は24億4966ドルと圧倒的首位だった。2位は赤(red)で全体の15%弱を占め、141社が10億2708ドルを調達した。
近年は環境技術への関心の高まりなどを受けて緑(green)も人気が高く、3位(116社、8億6200万ドル)だった。緑を社名に持つグループは、ベンチャー資金調達件数が95年の3社から2013年の16社へと大幅に増えたが、それ以前の3年はゼロだった。
4位以下は、銀、白、プラム、黒、金、ライム、アンバーと続いている。
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