拉致少女捜索で米兵派遣 80人、隣国から情報収集

 【共同】オバマ大統領は21日、ナイジェリア北東部でイスラム過激派ボコ・ハラムに拉致された270人以上の女子生徒の捜索を支援するために、米兵約80人を隣国チャドに派遣したと議会に通知した。戦闘部隊ではなく、情報収集のための無人機の運用などが目的。

 米政府はこれまでに外交官や軍事顧問、情報・捜査機関の専門家の計約30人をナイジェリアに派遣しているほか、有人、無人の偵察機を投入。ミシェル・オバマ大統領夫人らが生徒救出を求める声を強めていることもあり、捜索活動の加速を目指す。

 オバマ氏の議会への書簡によると、米兵らはチャドで女子生徒らの安全な帰還を目指し「情報収集・警戒監視・偵察(ISR)活動に当たる航空機の運用支援」に当たる。

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