政策正常化のための新手法ある サンフランシスコ連銀総裁
- 2014年5月22日
- アメリカ発ニュース
【共同】サンフランシスコ連邦準備銀行のウィリアムズ総裁は22日、サンフランシスコで講演し、連邦準備制度理事会(FRB)は極めて緩和的な金融政策を平時の状態に戻す「政策正常化のための新たな手法を持っている」と述べ、今後の出口戦略に自信を示した。FRBの保有証券を担保に市場から資金を吸い上げるリバースレポを「広くテストしていること」を挙げて、最も重要だと強調。リバースレポなどの手法で短期金利を望ましい状態に保つことが可能だとした。
現在FRBが進めている金融緩和の縮小については「金融政策の引き締めを示してはいない」とし、あくまで金融政策の正常化に向けた小さな一歩に過ぎないと強調。本当の意味で引き締めとなる政策金利の引き上げは、依然としてはるか遠くにあるとした。また、現在の緩和縮小の過程から逸脱すれば経済見通しは大きく変わるだろうとも述べた。
1〜3月期の国内総生産(GDP)成長率は失速したものの、14年の残りについては前向きだと述べ、4〜6月期のGDPは反動増を予想すると予想。実質GDPは14年、15年と平均3%程度の成長を見込んでいると説明した。
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