ロシア、GPS軍事機能を停止 施設運用は継続

 【共同】タス通信によると、ロシア宇宙庁は1日、ロシア国内にある米国の衛星利用測位システム(GPS)の関連施設について、軍事目的に使う機能を停止させる措置を取ったと明らかにした。これに伴い、施設稼働を止めるとした方針を撤回し、運用を継続する意向を示した。

 ウクライナ情勢をめぐる米国との対立から、ロシアのロゴジン副首相は5月、稼働を6月1日から暫定的に停止すると述べていた。

 ウクライナ大統領選を終え、ロシアのプーチン大統領が選挙結果を尊重すると語り、欧米も対ロシア追加制裁を控え、対話機運が出始めたことに配慮したとみられる。

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