グーグル、3Dタブレットの試作品を開発 〜 表示と撮影の両方を可能に

 グーグル(Google)は、3D画像の表示と撮影を可能にする新型タブレットを開発中だ。3Dタブレットは、グーグルが6月25日に開催予定の開発者会議のまえに発表される可能性もある。

 コンピュータ・ワールドによると、グーグルは、開発者のための試用向けに約4000台の3Dタブレット試作品を6月初旬までに準備し、同製品の3D表示機能を生かす新たなアプリケーション開発を奨励し、早期での生態系構築を狙う。

 匿名希望の関係筋によると、同タブレットの画面サイズは7インチ、3D画像を処理するための赤外線深度検知器と二つの3D用バック・カメラ、3D専用ソフトウェアが搭載される見通し。

 同製品は、「プロジェクト・タンゴ(Project Tango)」という開発計画のもとに開発されている。プロジェクト・タンゴは、人間の空間感覚や動作感覚の認識世界を画面に表示できるようにする携帯機器の開発を目指すもの。

 グーグルは、プロジェクト・タンゴのもと、5インチ型の3Dスマートフォン試作品をすでに発表している。コンピュータ・ビジョンとロボティクス技術を統合して、スマートフォン周辺の環境を3D表示できるようにしたことで注目されたが、最終商品化にはいたっていない。

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