NY株反発、28ドル高 割安銘柄に買い戻し

 【共同】11日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は反発し、前日比28.74ドル高の1万6943.81ドルで取引を終えた。前日の下落で割安感が出たハイテク関連銘柄などが買い戻された。

 ハイテク株主体のナスダック総合指数は19.29ポイント高の4415.49。幅広い銘柄で構成するSP500種株価指数は2.89ポイント高の1967.57だった。

 朝方はポルトガルの大手銀行の財務問題をきっかけとした欧州経済の先行き懸念から売りが優勢となり、ダウ平均は一時50ドル超下落した。その後は値ごろ感が出た銘柄を物色する動きが出た上、金融大手ウェルズ・ファーゴの4〜6月期決算が堅調だったことに伴って「今後の決算発表への期待感が高まった」(市場関係者)ことで買い戻しが増えた。

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