東京五輪会場変更案に同意 バドミントン、調布市に

 【共同】2020年東京五輪で臨海部に新設予定だったバドミントンの会場建設を中止し、東京都調布市の「武蔵野の森総合スポーツ施設(仮称)」で実施する案について、日本バドミントン協会の綿貫民輔会長は14日、計画変更案に同意することを決めた。今後、世界バドミントン連盟と協議し、最終決定する。

 招致段階の計画では、バドミントンは7000人収容で選手村から数キロの「夢の島ユースプラザ」(江東区)で実施され、練習会場は併設されない予定だった。建設中の調布市の施設は選手村から20キロ以上離れるが、最大1万人収容を見込み、メーンアリーナは最大18面、練習会場となる見通しのサブアリーナは10面のコートを確保できる。

 大会組織委員会は10日、この計画案を日本協会に伝えていた。計画の長所であるコンパクトさが失われることになるが、協会幹部は「コスト削減のためにはやむを得ない。練習会場も充実している」と語った。

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