脱法ドラッグ、米でも横行 規制逃れ後絶たず

【共同】米国は日本より一足先に脱法ドラッグが社会問題化し、連邦政府や多くの州が2010年ごろから厳しい規制を導入、捜査当局も取り締まりを強めた。だが成分の一部を変えて規制の網を逃れた製品が出回るケースは後を絶たない。日本と同様のいたちごっこが続いている。

 「袋や商品名がかっこいいからといって安全なわけじゃない」。20代後半のアマンダ・ミラーさんは昨年秋、米テレビに語った。脱法ドラッグの一種である脱法ハーブを使用後に吐血。ミズーリ州の病院に入院し、心臓や肝臓の機能に異常が確認された。

 大麻に似た作用がある化学物質を、乾燥させた植物の葉にまぜて作る脱法ハーブは、08年ごろから米国で出回り始めた。「K2」「スパイス」などの名称でコンビニやガソリンスタンドで売られ、刺激を求める若者の人気を集めた。

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