エボラ薬の使用、慎重に 米衛生当局者が注意
- 2014年8月14日
- アメリカ発ニュース
【共同】米国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は13日、西アフリカで流行するエボラ出血熱の治療に開発段階の薬を使う際には慎重な手続きを踏むよう求める論文を、医学誌ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシンに発表した。
開発中の治療薬はいくつか存在するが、薬の効き目が未知数で副作用の恐れもあり、供給可能量が少ないと指摘。「奇跡の薬が現在の流行を終わらせることはなさそうだ」として、感染者の特定と隔離といった従来の封じ込め策を国際協力で続ける重要性を強調した。
同研究所は米国立衛生研究所(NIH)の傘下。NIHは今秋にもエボラ出血熱ワクチンの臨床試験を始める予定。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ