「戦闘での銃撃経験なし」 拘束情報の湯川さん

 【共同】シリア北部アレッポ郊外で過激派「イスラム国」に拘束されたとみられる湯川遥菜さん(42)と直前まで同行していた反体制派武装組織「イスラム戦線」の地区幹部は20日、トルコ南部キリスで共同通信の取材に応じ、湯川さんは普段、護身用に銃を携帯していたが「戦闘中に銃を撃ったことはない」と証言した。

 幹部によると、湯川さんがシリア入り後にイスラム戦線のメンバーと行動を共にすることを望んだため、護身用にカラシニコフ銃を渡し、基礎的な訓練も行った。

 ただ、湯川さんは実際の戦闘には加わらず、戦闘が始まると後方に下がり待機するか、写真を撮っていることが多かったという。

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