豊臣秀次の供養塔発見 秀吉の死後建立か

 【共同】豊臣秀吉のおいで、関白になったが謀反を疑われ自害した豊臣秀次(1568〜95年)の供養塔の石材の一部が、京都市下京区貞安前之町で見つかり、発掘調査会社イビソク(岐阜県大垣市)が21日、発表した。

 秀吉に子が生まれたのを境に“謀反人”として非業の死を遂げた秀次に関する資料の多くは破棄されたと考えられている。出土場所には当時、大雲院という寺があり、藤田恒春・元京都橘大非常勤講師は、秀吉の死後に塔が建てられたと推測した上で「大雲院を開いた僧が、ひそかに秀次を弔うために建立したのでは」としている。

 石材は箱形(幅23センチ、高さ16センチ)で、供養に用いる五輪塔の「地輪」と呼ばれる土台部分に当たり、京都・鞍馬産の閃緑岩とみられる。

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