日本メーカー実用化で先行 グーグル参入に警戒感

 【共同】人間が操縦する必要のない「自動運転車」の開発競争が日米で激しさを増している。実用化に向けて技術開発で先行する日本の自動車メーカーは、自動車運転の概念を覆すような操作のしやすさを売り物にした異業種のインターネット検索大手グーグルの参入に警戒感を強める。

 「新しいセンサー技術、コンピューターの性能、政府も含めた社会の後押しという三つの条件がそろった」。トヨタ自動車の東富士研究所(静岡県裾野市)で自動運転技術を開発する鯉渕健氏は意気込む。自動運転技術は1990年代にもブームが起きたが、現在はこれまでになく各方面の関心が高まっている。

 ミシガン州デトロイトで7日から開かれるITS(高度道路交通システム)世界会議に伴い、日本勢は最先端技術を相次いで披露。トヨタは高速道路を走行中に白線に沿って自動的にハンドルを切ったり、加速、減速したりするシステムを米国向けに改良。2010年代半ばに米国で商品化すると明らかにした。

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