政策指針「確実な約束でない」 ニューヨーク連銀総裁
- 2014年9月22日
- アメリカ発ニュース
【共同】ニューヨーク連邦準備銀行のダドリー総裁は22日、ニューヨークでの対談イベントで、低金利が相当期間適切としている政策指針は「確実な約束ではない」と述べ、利上げ時期は経済情勢や見通しに基づいて決まるとした。
また、ゼロ金利状態では活用できる金融政策が限られるため「居心地の良い状態ではない」とし、利上げが適切になり次第、脱却するべきだとした。経済見通しに沿って2015年に3%成長が現実となれば失業率も引き続き低下するだろうとし、こうした経済の回復で「希望的には15年のどこか」で利上げ環境が整うとした。ただ、時期尚早な金融引き締めは経済回復や雇用に打撃を与えるとも指摘。利上げに際しては「忍耐強くあるべきだ」とした。
量的緩和に伴い膨らんだ米連邦準備制度理事会(FRB)のバランスシート縮小の道筋では、連邦公開市場委員会(FOMC)の声明は「巧妙にあいまいな表現にしてある」と述べ、長期的に適切な金融政策のあり方はまだ明確になっていないと説明した。
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