8月にもシリア渡航企て イスラム国参加で北大生

 【共同】北海道大生の男(26)=休学中=が、過激派「イスラム国」に参加するためシリアへの渡航準備をしたとされる事件で、学生が8月ごろにも、戦闘員としてシリアへの渡航を計画していたことが7日、捜査関係者への取材で分かった。このときは、仲間内のトラブルが原因で断念したという。

 その後、あらためてシリアに向かおうと航空券を購入するなど準備を再開。今月7日に日本を出発する計画を立てており、警視庁公安部は、学生がシリア渡航に強くこだわっていたとみて詳しい経緯を調べている。

 捜査関係者によると、学生は、春先から東京都千代田区の古書店に張られていたシリアでの求人を呼び掛ける紙を見て、応募したとみられる。張り紙に関する情報が外部から寄せられ、公安部が調べていた。

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