スペインでエボラ出血熱感染 アフリカ外で初 看護スタッフ女性

 【共同】スペイン保健省は6日、エボラ出血熱の患者を受け入れたマドリードの病院に勤務する看護スタッフの女性(44)がエボラ出血熱に感染したことを確認したと発表した。アフリカ大陸以外が感染場所とみられる初のケース。フランス公共ラジオが伝えた。

 エボラ出血熱が流行する西アフリカ諸国に比べて医療インフラが整ったスペインでの感染確認を受け、治療中の感染防止策の強化、徹底を求める声が上がりそうだ。

 保健省によると、女性は9月30日に体調不良を訴えた。これまで2度の検査を行い、いずれも陽性だった。容体は「安定」しているという。女性が勤務する病院では、アフリカのリベリアとシエラレオネで感染したスペイン人2人を治療。1人目は8月12日に、2人目は9月25日にそれぞれ死亡した。

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