30メートル望遠鏡起工式ずれ込む 世界最大、ハワイ島
- 2014年10月8日
- アメリカ発ニュース
【共同】世界最大となる直径30メートルの超大型望遠鏡「TMT」を計画する日本など5カ国のチームは7日(日本時間8日午前)、建設予定地のハワイ島マウナケア山で起工式を予定していたが、現地でのトラブルのため開始はずれ込んだ。
起工式は、すばる望遠鏡があるマウナケア山頂の下、標高4012メートルの建設予定地に、5カ国の日本、米国、カナダ、中国、インドの関係者が集まり、建設の安全を祈願する式典。
TMTは2022年3月の完成を目指している。現在世界最大級の日本のすばる望遠鏡は直径8.2メートル。TMTは、星や銀河から来る光を集める能力は、すばる望遠鏡の約13倍、天体を細かく見分ける解像度は約4倍。宇宙で最初に生まれた星の観測や、地球に似た状態で生命が存在する可能性がある太陽系外の惑星の発見が期待される。
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