エボラ陽性の女性を移送 発症前に航空機搭乗

 【共同】リベリア人男性のエボラ出血熱治療に関わったテキサス州ダラスの病院の女性職員がエボラ出血熱に陽性反応を示したのを受け、保健当局は15日、高度な隔離医療設備を備えるジョージア州アトランタの病院に女性を移送すると発表した。

 米メディアによると、女性は看護師のアンバー・ビンソンさん(29)。疾病対策センター(CDC)の検査で確認されれば、12日に院内感染が確認された別の女性看護師に続き、米国内での2例目の感染となる。

 ビンソンさんは発症前の13日に国内線の航空機に搭乗したことが判明、CDCは乗客の健康状態を調べている。CDCのフリーデン所長は記者会見で「発症前なので周囲の人に感染した可能性は非常に低いが、公共交通機関での旅行はやめるべきだった」と指摘した。

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