エボラ出血熱、拡大止まらず 「第2のエイズ」懸念

 【共同】西アフリカを中心に猛威を振るうエボラ出血熱の感染拡大が止まらない。死者は加速度的に増え5000人に迫る勢い。米国やスペインに飛び火したことで先進国にも大きな脅威となった。日米欧での株価下落など世界経済の先行きにも暗い影を落とす。エボラ出血熱の封じ込めに向けた国際的連携は加速、日本政府も感染症法改正案を閣議決定するなど対応を強化する。

 「30年にわたる私の公衆衛生分野の経験上、今回のような例はエイズだけだ」。9日、ワシントンで開かれたエボラ出血熱対策会議で疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長は「エボラ出血熱が『第2のエイズ』にならないよう、今すぐ行動しなければならない」と訴えた。

 世界保健機関(WHO)の15日の発表によると感染者は12日までに8997人に達し、死者は4493人。WHOは8月8日、エボラ出血熱拡大は「国際的な緊急事態」と宣言、対策強化に乗り出したが、約2カ月後の現在も状況は悪化している。

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