湾曲画面テレビの価格が低下 〜 サムスンとLG、歳末商戦で大衆化を狙う

 韓国のサムスンとLGが約1年まえから世界主要市場で限定的に販売している湾曲画面高精細テレビの価格が大幅に下がり始めている。

 ディスカヴァリー誌によると、湾曲画面テレビは当初、約1万5000ドルで販売されていたが、最近では、一般的な小売店でも扱われるようになり、価格も3000〜5000ドルまで低下している。

 2014年秋から広告が大幅に増える見込みで、業務用や特殊な用途向けというこれまでの位置づけから大衆向けに販促される可能性が高まっている。

 ただ、十分に大型で高画質の既存テレビ製品が数百ドルで買える現在、湾曲画面による視聴体験の向上が3000〜5000ドルの価格を正当化できるかどうか意見が分かれるところだ。

 現在、湾曲画面テレビの主力製品は、サムスンのカーブド・スマートTV「HU9000」で、価格は65インチ型が4500ドル。一方、LGのカーブドOLED TV(55EC9300)は55インチで3500ドル。

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