富士フイルムが追加生産 インフル薬、エボラ出血熱に
- 2014年10月20日
- 日本発ニュース
【共同】富士フイルムは20日、グループ会社の富山化学工業(東京)が開発し、エボラ出血熱への効果があるとされるインフルエンザ治療薬ファビピラビルを追加生産すると発表した。感染が拡大しており、提供要請が増えると見込んだ。追加生産の量は明らかにしていない。
ファビピラビルは「アビガン錠」の商品名で承認されている。富士フイルムは日本でのインフルエンザ流行に備えて、2万人分の錠剤と、30万人分程度の原薬を保管している。しかし、海外からの求めに応じて提供すると必要な量が不足する恐れがあるため、追加生産を決めた。
ファビピラビルはインフルエンザの薬として日本で承認されているが、エボラ出血熱に関しては承認を得ていない。
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