20年東京五輪へアピール 空手の世界選手権が開幕
- 2014年11月5日
- スポーツニュース
【共同】空手の世界選手権は5日、ドイツのブレーメンで約140カ国・地域から約1200人の選手が参加して開幕した。会場では2020年東京五輪での実施競技入りをアピールする署名活動が行われ、初めて障害者大会も同時開催される。競技は男女個人形から始まり、金メダル5個を目標に掲げる日本は女子の清水希容(関大)らが決勝に進んで好発進した。
日本発祥の伝統競技は「KARATE」として世界に普及した。世界空手連盟のエスピノス会長は「世界で1億人以上が取り組んでいる。最も人気がある格闘技だ」と胸を張る。22回目を迎えた大会はあちこちに英語で「空手を五輪へ」と書かれた垂れ幕が飾られ、国際色豊かな熱気に包まれて始まった。競技の公平さを強調するためビデオ判定が導入され、優勝者に五輪に向けたロゴ入りTシャツも配る予定だ。
国際オリンピック委員会(IOC)は実施競技選定の見直しを進め、12月の臨時総会で改革案が承認されれば新競技追加の可能性もある。空手は過去3度の挑戦で五輪競技入りを逃してきたが、エスピノス会長は「1964年東京五輪では柔道が入った。今回は空手にチャンスがある」と期待している。
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