太平洋クロマグロ絶滅危惧 米国ウナギも、消費増一因

 【共同】国際自然保護連合(IUCN)は17日、太平洋のクロマグロとアメリカウナギなどを新たに絶滅危惧種に指定した最新のレッドリストを公表した。いずれも日本の市場目当ての乱獲が一因だとしている。

 クロマグロやアメリカウナギは、2016年に南アフリカで開かれるワシントン条約の締約国会議で、輸出入の規制対象種に加えるよう求める声がある。IUCNのレッドリストはワシントン条約の対象とする際の重要な判断材料とされるため、今後、規制に向けた動きが強まりそうだ。

 既に日本などは、国際的な資源管理機関でクロマグロ未成魚の漁獲量削減に大筋合意するなどの保全策を進めているが、輸出入の規制も加わると、家庭の食卓にさらに影響が出る可能性がある。

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