オリオン宇宙船の飛行延期 NASAの次世代機

 【共同】航空宇宙局(NASA)は4日、開発中の次世代宇宙船「オリオン」の無人試験機を、フロリダ州のケープカナベラル空軍基地から初めて打ち上げる予定だったが、5日以降に延期した。オリオンは4時間半かけて地球を2周し、太平洋沖に帰還する計画。

 NASAは2030年代に実現を目指す火星への有人飛行にオリオンを使う構想。今回の試験を「火星に向けた旅の一歩」(ボールデン局長)と位置付け、20年代に予定する初の有人飛行に向けてオリオンの開発を加速する構えだ。

 大型ロケット「デルタ4ヘビー」の先端に載せて打ち上げる予定だった。

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