異例の予防的リコール タカタ欠陥、トヨタ18万台

 【共同】自動車部品大手タカタ(東京)製エアバッグの欠陥問題で、トヨタ自動車は4日、新たに約18万5000台のリコール(無料の回収・修理)を国土交通省に届け、他メーカーを含めた国内のリコール対象は279万台を超えた。現時点で不具合の原因は判明しておらず、本来はリコール対象にならないが、トヨタは予防的措置として異例の対応に踏み切った。

 下院エネルギー・商業委員会の小委員会は3日、同問題に関する公聴会を開き、ホンダは運転席エアバッグのリコールを全米規模に拡大すると表明。このホンダの方針に準じた措置を日本国内で取った場合、回収対象はさらに約20万台増え、300万台を超す恐れが出てきた。

 ホンダはリコール拡大に際し、タカタ以外の日本の部品メーカー、ダイセルやスウェーデンのオートリブ製の交換用部品も使うと明らかにした。

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