原因分からず消費者に不安 タカタ製リコール拡大

 【共同】自動車部品大手タカタ製エアバッグの欠陥問題は、いまだに原因が明確に特定されないことが消費者の不安に拍車を掛けている。自動車各社のリコール(無料の回収・修理)対象車種は日を追って拡大しており、販売現場にも影響が出始めた。

 リコール対象は国内だけで既に300万台近くに達した。各社の系列販売店や消費者対応窓口には「自分の車は大丈夫か」といった問い合わせが殺到している。買おうとした新車がタカタ製を使っていると知って急きょ他の車種に切り替える客も出てきており、各社は危機感を強めている。

 日本のリコール制度は、原因を特定した上で当局に届け出ることが原則となっている。「原因不明のまま部品を交換しても再び問題が起きる恐れがある」(関係者)ためだ。三菱自動車のプラグインハイブリッド車で搭載電池が発熱する不具合が発覚した昨年の事例では、同社はすぐに出荷を止め、顧客に注意を呼び掛けたものの、原因を特定しリコールを届けたのはその3カ月後だった。

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