グーグル、アンドロイドの拡散に本腰 〜 開発者向けに統合環境を提供開始
- 2014年12月10日
- ハイテク情報
グーグル(Google)は、アンドロイド(Android)対応スマート時計やテレビ、車載システム向けにアプリケーションの開発を支援する統合開発環境(IDE=integrated development environment)のアンドロイド・スタジオ(Android Studio)提供し始めた。
コンピュータワールドによると、消費者にとって有用なアプリケーションの開発を促すことで、スマートフォン以外でのアンドロイド普及を強化することを同社は狙っている。
アンドロイド・スタジオ1.0版は、インテリジェイ(IntelliJ)基盤のジャバ(Java)ツール。
アンドロイド・スタジオによってソフトウェア開発者は、スマート時計とテレビ、そして車載システムの3プラットフォームすべてで稼働するマルチスクリーン対応アプリケーションを簡単に開発できるようになる。
アンドロイド・スタジオはまた、コード補完やコード解析といったインテリジェイの編集機能を活用し、既存コード設計を改良するためのリファクタリングをサポートする。
IDEは、ウィンドウズ(Windows)とマック(Mac)、そしてリナックス(Linux)デスクトップに対応し、グーグルの開発者用ウェブサイトからダウンロードできる。
グーグルは今後、「ステイブル(Stable)」「ベータ(Beta)」「デヴ(Dev)」「カナリア(Canary)」の4つのリリース経路ごとにIDEを更新する。
カナリアはそれらのなかで完成度がもっとも低く、ステイブル・リリースは試験が完全に終わった状態で提供される。ソフトウェア開発者は、最新機能をどれほど迅速に開発環境に導入したいかによって、4リリースから最適のものを選択できる。
グーグルは、アンドロイド・アプリケーションの構造とレイアウトを構築、閲覧するためのナビゲーション・エディターを開発中で、アプリケーション試作品の迅速な開発を助けるとともに、デザイナーの意思決定を支援する。
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