3150億ユーロ投資計画を承認 EU首脳会議

 【共同】ブリュッセルで開かれた欧州連合(EU)首脳会議は18日、低成長が続く欧州経済の活性化に向け、ユンケル欧州委員長が提案した総額3150億ユーロ(約46兆円)の投資計画を承認した。

 計画は「欧州戦略投資基金」を新設し、EUとEUの融資機関「欧州投資銀行」(EIB)が計210億ユーロを拠出。基金が初期投資の損失リスクを負うことで、民間資金を呼び込み、来年からの3年間で3150億ユーロの投資実現を目指す。

 欧州委員会は来年1月に基金設置に関する法案を提出する予定で、首脳会議は欧州議会に6月までの可決を要請。EIBは来年1月に自己資金による計画の融資を始めるよう目指す。

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