米、切れ目ない連携に期待 中国、安保政策に警戒感

 【共同】24日発足の第3次安倍内閣について、同盟国の米国は閣僚がほぼ続投することで切れ目ない連携ができると期待、首相が来年1月に歴訪を予定している中東でも、積極外交の継続を歓迎している。一方、歴史問題で対立が続く中国、韓国は集団的自衛権の行使容認などに警戒感を示し「地域の安定」を望む姿勢を示した。

 江渡聡徳防衛相とヘーゲル国防長官は共に交代。ただ、来年前半の日米防衛協力指針(ガイドライン)の再改定に「特に影響はないだろう」(外交筋)と受け止め、実務レベルで作業を進める方針だ。

 安倍晋三首相は過去2年でサウジアラビアやトルコを訪問。来年1月にはエジプトやイスラエル、パレスチナなどを訪れる。日本の首相によるエジプト訪問は「アラブの春」で独裁政権が倒れた後、初めてとなる。

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