NY株続落、186ドル安 米景気の楽観論後退

 【共同】14日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は米景気への楽観的な見方が後退して4営業日続落し、前日比186.59ドル安の1万7427.09ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は22.18ポイント安の4639.32だった。

 この日発表された昨年12月の米小売売上高が市場予想を超える落ち込みとなり「米国の個人消費は思ったほど改善していない」(市場関係者)との見方が広がった。減益決算を発表した米金融大手JPモルガン・チェースが大きく売られ、相場の足を引っ張った。

 欧州などで株価が大幅安となったことも投資家心理を冷やし、ダウ平均の下げ幅は一時340ドルを超えた。ただ、原油先物相場が4営業日ぶりに反発したことから、収益改善への期待でエクソンモービルなど石油株が底堅く推移し、ダウの下げ幅は次第に縮小した。

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