強制収容の歴史継承を 元収容者女性、国連で訴え

 【共同】国連総会は28日、ナチス・ドイツがユダヤ人を大量虐殺したアウシュビッツ強制収容所の解放70年を記念する式典を開き、元収容者のヨナ・ラックスさんが収容所で行われた人体実験の様子を証言。「最後の目撃者が他界したら、誰が私たちの身に起きたことを説明できるのか」と問い掛け、悲惨な歴史を語り継ぐ必要性を訴えた。

 現在80代のラックスさんは双子で9歳の頃、母国ポーランドがナチス・ドイツに侵攻され、その後、双子のきょうだいと一緒に収容所に送られた。

 ラックスさんによると、収容所では「劣等人種」と見なされた双子の収容者らに、わざと肌を傷つけて壊疽を起こさせたり、外科手術で双子の体を接合させたりする実験が行われたという。大量の採血や身体測定も連日行われ「実験動物のように扱われた」と振り返った。

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