政策決定のあり方改革必要 ダラス連銀総裁
- 2015年2月11日
- アメリカ発ニュース
【共同】ダラス連邦準備銀行のフィッシャー総裁は11日、ニューヨークで講演し、経済の現状を反映した政策運営を担保し金融政策への政治的な介入を避けるために、連邦準備制度は政策決定のあり方などの面で改革を進める必要があると訴えた。
総裁は、金融政策運営への「監査」を強める法案について「純粋に経済的な判断を踏みつけにして、政治家の思うように金融政策をねじ曲げようとしていることにほかならない」と強く批判。これほど米国の繁栄を損ねるものはないとした。
ただ、連邦準備制度のあり方に対する世の中の懸念に耳をふさいでいて良いわけはないとも述べ、改革の必要性を強調。特に公開市場操作や金融機関に対する監督・規制を担うニューヨーク連邦準備銀行が他の連銀よりも大きな権限を持っていることへの懸念はもっともだとし「正面からきちんと対応しなければならない」とした。
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