中国の海南航空が支援意向 スカイに3社が再建提案

 【共同】民事再生手続き中のスカイマークに対し、中国の海南航空が再建を支援する意向を示していることが6日、分かった。スカイマーク側が選定を進めているスポンサーの座をめぐり、ANAホールディングス、マレーシアの格安航空会社(LCC)エアアジアを合わせた3社で提案内容を競う構図となった。

 一方、太田昭宏国土交通相は6日、閣議後の記者会見で、9月1日から米子空港発着便をすべて運休する計画を発表したスカイマークに対し「必要に応じて、利用者への周知を含め、地元への適切な情報提供を進めていただきたい」と述べ、引き続き地元と十分に意思疎通していくよう念を押した。

 スカイマーク側はスポンサーとなる航空会社に対し、運航を止めているエアバスの中型機「A330」の活用や、安全面での協力を期待している。航空会社のスポンサーは2月中に候補を絞り込む予定だったが、各社の提案を慎重に審査しており、選定に時間がかかっている。3月中に最終決定する見通しだ。

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