90歳被爆者、悲惨さ伝える NPT会議に合わせ渡米へ

 【共同】27日からニューヨークの国連本部で開かれる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせて渡米する被爆者の斎藤政一さん(90)=岩手県花巻市=が8日、県庁で記者会見し「生きている限り、原爆の悲惨さを伝えたい」と核廃絶への強い思いを語った。

 広島市で被爆した斎藤さんは、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)などが派遣する代表団で最高齢。現地では街頭デモに参加し、国連本部で開かれるパネル展で当時の体験を話す予定だ。

 斎藤さんによると、岩手県内の被爆者は25人で高齢化が進み、多くが寝たきり状態。「隠れた被爆者がまだいる。彼らが生きているうちに、核軍縮への歩みを少しでも進めたい」と決意を示した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る