「原発事故の経験訴える」 福島県原水協が渡米へ
- 2015年4月10日
- 日本発ニュース
【共同】ニューヨークで27日から始まる核拡散防止条約(NPT)再検討会議に合わせ、原水爆禁止福島県協議会は10日、福島県から12人を現地に派遣すると発表した。参加者は「東京電力福島第1原発事故の経験を踏まえ、原子力の平和利用についても異議を唱えたい」としている。
派遣される馬場績さん(71)は、原発事故で浪江町の自宅が高線量の「帰還困難区域」となった。県庁で記者会見し「原発と人間は共存できないと身をもって体験した一人。核兵器も原発もいらないと訴えたい」と話した。
いわき市の工藤史雄さん(37)は原発事故の避難区域を撮った写真を持ち込み、街頭で署名活動しながら各国の人に見せるという。
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