拉致・核で3カ国会談検討 日米、モンゴル外相は初

 【共同】日本、米国、モンゴルが初の3カ国外相会談の開催を検討していることが13日、分かった。3カ国の外務省局長級協議を9月に開き、日程を調整する方向だ。複数の外交筋が明らかにした。北朝鮮と友好関係を結ぶモンゴルを多国間対話の枠組みに組み込み、中断している6カ国協議を補完する形で拉致・核・ミサイル問題解決の糸口を探る狙いがある。

 日米とモンゴルの対話については、2013年の日モンゴル首脳会談で定期協議を開く方針で一致した。3カ国外相会談はこれを踏まえた対応で、今年から来年にかけての国際会議に合わせて実施する案を軸に意見調整を図る。

 外交筋によると、モンゴル政府の高官は今年7月下旬、安倍晋三首相に近い関係者と首都ウランバートルで会い、会談実現に向け、米国を交えた局長級協議を近く開催することで一致した。9月の国連総会に合わせ、ニューヨークで行う方向だ。

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