米GDP3.7%増 4~6月期、上方修正 

 【共同】商務省が27日発表した2015年4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)改定値は年率換算で前期比3.7%増となり、2.3%増だった速報値から1.4ポイント上方修正された。企業の設備投資や個人消費が上振れしたことなどが背景。市場予想の3.2%増を上回った。

 米経済は、1~3月期に寒波などの影響で0.6%成長へと急減速したが、4月以降の持ち直しが一段と鮮明になった。

 早ければ9月ともみられる連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ判断を後押しする内容と言える。ただ、中国経済の失速懸念を背景に株式相場が乱高下するなど世界経済の見通しには不透明感も強い。FRBは慎重に経済情勢を見極めるとみられる。

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